EAWによるボイシング EAWのことを知らない方のために、すこしここで説明しましょう。1978年から、Eastern Acoustic Works(EAW)は、最も信頼性が高く、最高のシステムだけが許される場所に、ハイエンドのサウンドシステムを構築してきました。彼らの世界では、並みのレベルでは認められません。世界的なコンサートホールや劇場、Royal Albert HallやBuck OwenのCrystal Palace、そしてバチカンのローマ法王が信者に向かって演説をする場所など、あらゆる重要な場所でEAWのシステムが活躍しているのです。 (see Fig. A) EAWは、業界中、いやこの場合、世界最高のトランスデューサー、そしてエレクトロニック・エンジニアリングのプロを抱えています。彼らは頭が切れるだけでなく、業界では「黄金の耳」として知られています。そうです、世界で最高のスピーカーシステムを作るのに必要なのは、優れた頭脳や、高額なオーディオ分析機器だけではないのです。システムがどのように聴こえるかを認識できる耳が、何よりも重要なのです。 EAWが新しいラウドスピーカーの設計を開始するとき、彼らは、世界中のメーカーから、数百サンプルあるトランスデューサーを選択することから始めます。彼らは、彼らのデザインの基準(サイズ、パワーハンドリング、コストなど)に最も近いトランスデューサーを選択します。次に、彼らは、コーンからマグネットまで、さまざまなエレメントを強化することによって、選択したスピーカーのデザインを調整していきます。それから、そして、その作業が終わってはじめて、仕様にあった生産を行うための、特定のデザインを決定します。これは、特定の用途に「完璧な」トランスデューサーを選択していた場合にのみ実現できるパフォーマンスを確かなものにします。トランスデューサーが指定されると、EAWチームは、非常に優れたパラメトリックEQと分析ソフトウェアを使って、エンクロージャーとカスタムデザインのエレクトロニクス(イコライゼーション、フェーズ配置、タイム修正)の「チューニング」を行います。 (see Fig. B) 最後に、スピーカーは、「ピット」と呼ばれる60x40x35フィートの部屋におかれます。この部屋は、ラウドスピーカーが設置される場所として考えられる、あらゆる音響環境を再現するために、特別に設計されています。ここで、先に述べた「黄金の耳」によって、そのスピーカーの設計が名門EAWのロゴを付けるに値するかどうか、最終チェックが行われるのです。 (see Fig. C) |
Figure A - Royal Albert Hall Figure B - Fine-Tuning Design Figure C - "The Pit" |