ますます多くのレコーディング・スタジオが5.1や7.1のサラウンドサウンドをミキシングするようになり、マルチなタスクに対応できるスタジオ・モニターの需要が高まってきました。そこでMackie HR824と同じく正確なTHX認証2ウェイ・アクティブ・リファレンス・モニター、Mackie HR626が登場しました。縦に設置することで、HR626は私たちの伝説的な名機であるHR824と近い周波数帯域を実現し、より小さなスペースにも設置が可能です。さらにその左右対称なサウンドのフィールドにより、Mackie HR626はサラウンド・サウンド・ミキシングや高級ホームシアターのセンター・チャンネル用モニターにも最適です。
広い”スイート・スポット”を実現するため、極限にまで均一化されたそのディスパーションとユーザーによる設定が可能なアコースティック・スペース機能により、HR626は何百ものプロフェッショナル・スタジオ、ホーム・スタジオ、有名アーティスト(左のリストを参照)のレコーディングで採用されています。
D'APPOLITOデザイン?
数年前、有名な音響技術者Joe D'Appolitoが初めてシングル・ウーファーをHFトランスデューサーの両側に配置し、彼の設計では3次(もしくはそれ以上)のクロスオーバーを採用しました。その結果 ? ラウドスピーカーの適切なフェーズ・コントロールと低周波数域のレスポンスが拡張を実現したのです。私たちはこのJoeのデザインの原理をある単純な理由から採用しました。その理由とは、「実にうまく作用する」ということです。MackieのHR626は6.7インチのウーファーをキャビネットの両端に配置し、ウェーブガイド上にマウントされたドーム・ツイーターをちょうど真ん中に埋め込んでいます。HR626はMackieのアクティブ・スタジオ・モニターで最初にD’Appolitoデザインを採用したモデルです。
MACKIEのアクティブ設計
HR626内部の100ワットと40ワットのFR(Fast Recovery)シリーズアンプリファイヤーは、クリーンで、非常に安定しており、そしてなによりも、それぞれのドライバー用に特別に設計されています。これらのアンプは、専用に設計されたトランスデューサーの能力を最大限にまで引き出します。これに加えて、フェーズと時間補正のクロスオーバーにより、優れたサウンドのアクティブ・モニターに仕上がっています。周波数特性は実証済みの”定規で線を引いたかのようなフラットさ“を42Hzから20kHzまで再生し、40Hzで3dB減衰します。HR626は豊かな低域と解像度の高いミッドレンジをミキシングやボーカルの再生に必要としている方に最適です。さらに読む。
切れの良いベース
ベースを演奏する人に聞いてみると、小口径のスピーカーは瞬間的なアタックに対する反応が大きなスピーカーに比べてずっと速いと言います。(低域を再生するように設計されている限り、そのようになります。)この法則に基づき、HR626に1つの大きなウーファーを使うのではなく、2つの馬力のある6.7インチのトランスデューサー(HR624で使われているのと同じ)を採用したのです。HR626がD'Appolito設計のコンセプトに合致するということだけではなく、2つのLFドライバーはより大きな空気の柱を動かします。これに加えて、リアに備えられたパッシブ・ラジエターの作用も加わり、伸びのあるローエンドを聴くことができるのです。
ウェーブガイド上のツイーター

この不思議な形をしたツイーターは、ウェーブガイドに埋め込まれたMackieの1インチ・アルミドーム型HFトランスデューサー(早口で5回言ってみてください)です。対数曲線を持つウェーブガイドとツイーターの組み合わせによって、高音域の正確で均等なディスパーションを保証し、多くのスタジオ・モニターに比べてずっと広い“スイート・スポット”を提供します。Mackie HR626で長時間にわたるトラッキングやミキシング作業を行った場合でもあなたを疲れさせることはありません。
MORE CONTROLS = MORE OPTIONS

HR626の
リアパネル には、とても便利なコントロール機能が装備されています:
Acoustic Space Control
モニタースピーカーは壁面から十分離れた場所に置くのが理想的です。しかし、小さなプロジェクトスタジオやビデオ編集スタジオでは、それはたやすいことではありません。HR626には、フル・スペース(壁から離れている場合)、ハーフ・スペース(後に壁がある場合)、クオーター・スペース(コーナーに設置する場合)の設置に応じて切り替える3ポジションスイッチが備えられています。このAcoustic Space Controlにより、小さなコントロールルームでも正確な低域の再生を実現します。
LF Roll-Off
HR626は、ほとんどの家庭用のステレオスピーカーよりも、ずっと低い音まで再生します。そこで、私たちは、80Hzロール・オフ・スイッチをHR626に備え、AMラジオ、ラジカセ、レイブパーティには決して参加しないであろう老人達などのためのミキシング用に、一時的に超低域を再生しないようにする機能を付けました。
High Frequency
みなさんのコントロールルームには、音響的な処置(卵を運ぶときに使う梱包材を張り合わせたり、犬がトランプをしている絵が描かれたカーペットを吊ることなど)がされているとは思いますが、HR626をより大きな、会議室のようなライブな空間で使用することもあるかもしれません。このような場合には、高域のシェルビング・コントロールを使って10kHz以上を2dB減衰させることができます。逆に、高音域が吸収されやすい部屋では、2dBブーストすることもできます。
多機能性

MackieのHR626はホーム・プロジェクト・スタジオ、小さなレコーディング設備、その他良い音が必要な場所には理想的な選択肢です。もしさらに低音域が必要なら、HR626はMackieのHRS120アクティブ・サブウーファー・システムと組み合わせて完全に動作するように設計されています。とびきりのホームシアターを目指すのなら、HR626(センター・チャンネル)、HR624ペア(リアR/L)、2つのHR824(フロント(R/L)、それからHRS120アクティブ・サブウーファーの組み合わせがお奨めです。お気に入りのムービーを再生して、体が浮くほどのサウンドを体験してください。
パッシブ・システムを超える価値
HR626は比類のないパフォーマンスを提供しますが、いわゆる"プリマドンナ"的な立場のスタジオ・モニターよりもずっとリーズナブルな価格で提供されます。私たちの先進的な生産技術により、MackieのHR626は"ハイエンド"のパフォーマンスながら、プライスタグはハイエンドのそれではありません。また、パッシブ・モニター(外にパワーアンプ、クロスオーバー、EQが必要)と比べた場合、HR626は例外的なバリューを提供します。お気に入りのCD*を持って近くのディーラーに行き、競合製品と比較試聴してみてください。すぐその違いに気づかれることでしょう。
* 試聴にiPodは避けてください。私たちもiPodを愛用していますが、圧縮された音楽ファイルでは、これらのスタジオ・モニターが再生するローエンドを正確に把握することはできません。