次世代デジタルプロダクションコンソール、登場。
このコンソールは、開発すべくして開発された製品です。コンピューターはその常に進化し続ける処理能力と便利さで、今や現代のオーディオプロダクションにとってなくてはならない存在になりました。今日にいたるまで、アナログやデジタル、ハイブリッドなど、様々なオーディオ/ミュージックプロダクション技術が混在していますが、これらを統合し一体化させるような手ごろなミキシングコンソールは存在しませんでした。MackieとSaneWaveのスタッフによる2年以上もの徹底的な研究開発の結果完成した、全く新しい新世代のデジタルミキサーが「Mackie Digital X Busデジタル・プロダクションコンソール」なのです。
妥協のないデジタル・デスク
数万ドル相当のデジタルコンソールを上回るような機能を装備すべく開発されたX.200、X.400には、アップグレードが可能な192kHz対応ミックスエンジン、デュアル15インチタッチスクリーン、100mm Penny + Gilesオプティカルタッチフェーダー等が備えられています。さらに、Pro Tools, Logic, Nuendoなどの様々なDAWのコントロール機能を装備し、VSTプラグインにも対応しています。また、Digital X Bus とMac,PC間のデジタルオーディオのストリーミングをFireWire経由で行うことも可能です。もちろん、背面パネルのカードケージも十分な拡張性を備えているため、現在から将来に渡ってDigital X BusのI/Oをその時々のスタジオの必要性に応じて変更することも可能です。
Digital X Busプラットフォームには X.200とX.400の2つのモデルがあります。- これらの2つのモデルの基本機能は右段のリストをご覧下さい。2つのコンソールのさらに詳しい違いについてはこちらをご覧ください。
非常に美しいインターフェース
たとえ世界で最も進んだ技術を採用していたとしても、その機能をすぐに使用できないような設計は全く意味がありません。Digital X Busはこの価格帯のコンソールでは初めて、デュアル15"タッチスクリーンを搭載しました。これらのタッチスクリーン上には、主要な機能の全てが大きなボタンのようなグラフィクスで表示され、「バーチャル」コントロールのように指先でコントロールすることができます。また、機能の階層化は最低限に抑えられています (デモを見る(英語))。
高性能5-WireテクノロジーとMackie独自のトラッキングアルゴリズムにより、タッチスクリーンのレスポンスは非常に正確です。タッチスクリーンには、指先でのタッチ3500万回の動作テストをクリアした、非常に耐久性の高いパーツを採用しています。
もちろん、迅速なコントロールのために24のロータリーエンコーダー(ノブ)が搭載され、これらのノブはスクリーン上のすぐ上の部分に表示されるグラフィクスに対応します。そして、ミュート、ソロ、パン、フェーダー、スイッチなどの頻繁に使われる機能は、瞬時に指先で操作できるようにハードウェアとして実装されています。さらに内蔵USBポートも搭載されているので、お気に入りのマウスやPCキーボードを接続可能です。さらに、滑らかに動くジョグホイール、頑丈なトランスポートボタンも搭載されています。この"マルチ・コントロール"的なアプローチの結果、ほとんどのユーザーが Digital X Bus を立ち上げた瞬間から作業を開始することができるでしょう。もうマニュアルを何度もめくる必要はないのです。
オープン・アーキテクチャと自由に選択が可能なI/O
「モジュラー」ハードウェア設計により、Digital X Busでは背面パネルのシャーシを取り除くだけで、内部パーツにアクセス可能です。さらに、Digital X Busは背面パネルにカードケージを十分に備えており、コンソールのI/Oを自由に追加することが可能です。ユーザーが絶対に使わないであろうI/Oのコネクターのために無駄な投資をする必要はないのです。ですから、必要に応じてRAMの追加、I/Oカードの交換、増設などが可能で、このミキサーを個別のトラッキング /ミキシングアプリケーションにあわせてカスタマイズすることが可能です。重要なのはDigital X Busのプラットフォームではサンプルレートに関連するパーツを全てアップグレードできるという点です。ですから、今後新しいオーディオの規格が登場したとしても、もう時代に取り残されることはありません。
Digital X Busのオープンアーキテクチャとオプションカードについては、こちら。
FIREWIRE I/O経由のストリーミング
21 世紀が訪れ、私たちはFireWire搭載のMacやPCとの間でシームレスな作業を可能にするコンソールの必要性を感じていたのです。Digital X Busは、オプションのFireWireカードを追加することで、Mac OSX Core Audio、 Windows XP/ASIO 対応のDAWとの間で、デジタルオーディオのやり取りが行えます。FireWireにはオーディオのレコーディング/プレイバック、エフェクトセンド/リターン、MIDIとコントロールサーフェスデータのストリーミングなどをケーブル一本で行える十分な能力を備えています。Digital X Bus はFireWire カードの複数枚同時使用に対応しています。そのため、最新のプラグインをラップトップに立ち上げ、そこからの信号をストリーミングすることも可能です。
VSTプラグイン対応
プラグインについては、Digital X Busの超強力なプロセシングパワーにより、デジタルコンソールとしては初めて、推奨されたVSTプラグインを内部で走らせることができます。現在Digital X BusはWavesとUniversal Audio(UAD-1 DSPカードはX.400モデルに標準装備)が開発したポピュラーなプラグインに対応しています。さらにすばらしい点は、全てのプラグインウィンドウがPCに表示されるのと全く同じように、Digital X Busの内蔵スクリーンに表示されるということです。
フードの内部
Digital X Busの内部プロセシングに関して、私たちは記録を更新したと言ってもよいのかもしれません。私たちはプロオーディオ市場でも最も大きな処理能力、高性能なパフォーマンスを実現するPCIベースのアクセラレーターカードをDigital X Bus専用に開発しました。このアクセラレーターカードにはField Programmable Gate Array (FPGA) チップが搭載され、これが整数から浮動小数点への変換の演算を担当します。つまり簡単にいうと、Digital X BusのプロセッサーはVSTプラグインを走らせるのと同時に、ミキシングアプリケーションの処理を行いますが、その際にプロセッサーが迅速な処理に専念できるように重要な仕事を行なっているのがこのアクセラレーターカードということになります。また、このアクセラレーターカードはアナログインプットからアナログアウトプットまでのトータルのシステムのレイテンシーを非常に低く抑えることも貢献しています。