Tracktion 3を使い始めて、実際にレコーディングを行ってみると、Tracktion 3の他のオーディオ・ソフトウェアとの違いを実感できるでしょう。オーディオをコンピュータにレコーディングしたことがない人でも、Trackion 3を使えば、ほんの数分で曲を完成させることができ、とても簡単に作業を行うことができることに驚くに違いありません。Tracktion 3は、アナログミキサーのコンセプトとルーティングを元にデザインされているほとんどの音楽ソフトウェアとはまったく異なり、シンプルなシングルスクリーンのインターフェイスを使って、すべての基本的なレコーディングや編集作業を行うことができるのです。このインターフェイスでは、作業のそれぞれの過程で、その作業に必要な情報を提供するプロパティパネルが表示されます。
クリーンなシングルスクリーンのインターフェイス
Tracktion 3がその他のソフトウェアと比べて飛びぬけて素早く音楽を制作できる理由は、そのインターフェイスがすべての作業に対して、信号の流れと同じパラダイムを使用しているからです。インプットは画面の左側に表示されます。オーディオ、MIDIクリップは中央に、エフェクトとアウトプットは右側に表示されます。レコーディングを行いたい場合は、オーディオ、またはMIDIインストゥルメントアイコンを好きなトラックにドラックして、Recordボタンを押すだけです(右下に便利なトランスポートボタンがまとまって表示されています)。オーディオまたはMIDIの入力信号は、トラック内に「クリップ」としてレコーディングされ、編集、移動、コピー、ペーストなどを、その他のシステムと比べて非常に簡単に行うことができます。バックアップシンガーも含んだフルバンドのレコーディングなどといった、多数の個別の入力を同時にレコーディングする場合も心配ありません。「すべてのインプットを連続したトラックにアサイン(assign all inputs to consecutive track)」ショートカットを使用するだけで、準備完了です。
無制限のトラック数
Tracktionのレコーディング時における非常に便利な点の1つが、より多くのレコーディングキャンバスを使用できるということです。つまり、他の安価なオーディオ・レコーディング・プログラムとは違い、Tracktion3は、レコーディング可能なトラック数(または使用可能なエフェクト数)が制限されていません。実際、唯一の制限は、使用しているコンピュータの処理能力です。そして、Tracktion 3は、デュアルコア/デュアルプロセッサーCPUに完全に対応し、その能力を最大限活用できるので、この先4年間もローンを払い続けれなければならないほど、高額な高機能のコンピュータを購入した方にはうってつけです。
セーフレコード
アシスタントがコンピュータでゲームをしていて、間違ってライブ録音を止めてしまった!ということはありませんか?または、猫がキーボードの上を歩いて、完璧なテイクを台無しにしてしまったことは?もうそんな心配は必要ありません。「なぜ今までのソフトウェアには装備されていなかったのだろう?」と思うかもしれませんが、Tracktion3は、セーフレコーディング機能を搭載しています。この機能をオンにすると、カスタマイズ可能なキーコマンドを入力するまで、レコーディングは止まりません。クラブギグでのライブレコーディングに、子守をするようにいちいち神経を使う必要はありません。レコーディングを開始したら、後は3回目のアンコールが(ようやく!)終わるまで何もしなくてよいのです。
ループレコーディング
クライアントのボーカルに力が足りない、リードギターが目立ちすぎる、ラッパーが白人、といった難しい状況でもご心配なく。通常のレコーディングモードとパンチインモードに加え、Tracktionは、「ループレコーディングモード」を搭載しています。このモードは、複数のオーディオやMIDIのパスをレコーディングし、それぞれのベストな部分を組み合わせることによって、完璧なテイクを得ることができます。
64-BIT, 192kHz対応ミックスエンジン

技術的な側面として、Tracktion 3は、レコーディング時に、他のライバルのオーディオ・ソフトウェアよりも優れたサウンドを実現します。これは、高解像度の64ビット演算ミキシングオプションのおかげです。このオプションは、ヘッドルームを向上させ、サミング・バス通過時に生じるディストーションを取り除きます。この機能により、あなたが意図的に追加しない限り、トラックにディストーションが生じることはありません。さらに、Tracktion 3は、Onyx 1200F, Onyx 400Fなどといった、192kHz対応のオーディオインターフェイスのメリットを最大限に活用し、高解像度のデジタルオーディオの最高の質感を得ることができます。